能祖 優理事長挨拶

  総会開催にあたり、一言ごあいさつを申しあげます。

   本日第8回通常総会開催をお知らせしたところ、このように、多数のご出席をいただき、無事開催できます事を、まずもって御礼申し上げます。

  総会には21年度の各種報告ならびに22年度の計画など4つの議案を上程させていただきました。どうか慎重なご審議をよろしくお願い申し上げます。

さて、我々尾北シニアネットは、2002年に任意団体としてスタート以来今年で早9年目に入ります。会員数も創立時60数名でしたが、以降毎年20名前後の方が入会され、現在では愛知県下14市町に330名を数えるまでになりました。

平成21年度は日本もアメリカも政治が大きく変わり、内外ともに「変革」が叫ばれました。しかし、経済は世界的な大きな波に日本も呑み込まれ、いわゆる不況風が吹き荒れた1年でありました。また、大洪水や大地震という自然災害も多発した大荒れの年でもありました。

  そんな中で我が尾北シニアネットは、社会参加型の活動を積極的に進めてまいりました。

高齢化社会が急速に進む中、豊かで充実したシニアライフをおくる事は、ますます重要になってきました。尾北シニアネットは、そうした充実した日々を過ごすための道具としてパソコンやインターネットを味方にし、日頃の生活のみならず積極的に社会参加し、会員一人ひとりが地域に貢献する手助けをしなければならないと思っています。

総会議事の中で詳しく報告がありますが、われわれの事業は大きく分けて会員向けの事業と市民向け事業に大別できます。会員向けではPC塾、総合文化展、親睦旅行などを行っております。また、市民向けでは、市民パソコン初心者相談、市民パソコン講座、小学生へのパソコン指導、文化講演会の開催などがあります。

しかし、これらの事業を進めていく上で、いろいろな問題点もございます。その一つが事業推進のスタッフであります。

  今の社会環境では60歳定年後直ちに「悠々自適」とはいかない状況にあるようで、60歳代前半の方の入会が少ないのが現状です。何とか若い会員を増やし、次代のリーダーを育成しなければなりません。

  次に資金面です。現在の会の収入源は会員皆さんからいただく会費とPC塾受講料が大半を占めます。そのうちPC塾は近年受講者が減少傾向にあります。次回で21期目になりますので、いわゆる“卒業”される受講生も出てきております。再度新しい講座で会員の受講者を増やさなければなりません。その他外部からの収入を増やすべく新規事業の開発が前記にもまして重要である事は言うまでもありません。

以上のように課題も沢山ありますが、まずは会員皆さんが“尾北シニアネットの会員で良かった“と言われる会にすべく役員一同本年も努力いたしますので、何卒よろしくお願い申し上げ、ごあいさつといたします。